7月「パリの風景展 vol.1」では、ワイヤーアート作家うらいまゆみさんの作品をいくつかお借りして展示させていただきました。細い針金を使った作品は、軽さの中にも程よい緊張感と作家さんからの力強いメッセージがあります。置くだけでコーナーが引き締まり、うだるような真夏、ギャラリーに心地よい静寂を醸し出してくれました。
こちらは細いワイヤーで構成された幾何学の形、正二十面体。
見つめていると内部に吸い込まれるような奥行きのあるオブジェです。その静かで美しい存在感は、さりげなくコンソールの上や書棚に飾りたいもの。まさにインテリアアート。
(サイズ:W約19cm H約17cm)
こちらは「すうじの3」。「すうじをテーマに現在地を考える」という展覧会を2017年神戸で開催された時の作品です。「すうじとは、この世にあるものを単純化して、把握することができる世界共通の記号です。自分なりの方法ですが、複雑になりすぎていたコミュニケーションの悩みを、すうじと一緒に見つめ、一度単純化したことで、頭の中がシンプルに整理できました。」とは、作家であるうらいさんご自身による作品の紹介文から抜粋。
(サイズ:W約14cm H約4cm L約16.5cm)
こちらの壁掛けフックはパリをテーマにしたシリーズの中の一つ。2つのエッフェル塔を繋ぐ線の上で小鳥がボンジュール。唯一無二のはずのパリのアイコン、エッフェル塔があえて2つあるのは現在と過去、異なる時間の旅の象徴でしょうか?それとも、観光客に見せる表の顔と、日常のパリに佇む裏の顔?あれこれ想像を掻き立てるシックでお洒落なオブジェです。
(サイズ:ワイヤーフックの横幅:約16cm)
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